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セラピューティック・ケアの効果の科学的検証
 日本には「針灸・按摩」という国家資格を持ち、ツボ等を刺激して治療を行うマッサージがあり、セラピューティック・ケアのように「撫でる」だけのタッチングによるケアが果たして日本人に受け入れられるのか、疑問でした。そこで、客観的に判断できる資料とするために、さまざまな実証実験を通して大学の先生方との共同研究を行い、セラピューティック・ケアの効果を科学的に立証することを試みました。

セラピューティック・ケア施術中の指先血流変化の検討
○研究者
長野 祐一郎(文京学院大学人間学部 准教授)
秋吉 美千代(日本セラピューティック・ケア協会 理事長)

○共同研究実施日
2010年8月
セラピューティック・ケアのリラクゼーション効果を科学的に検証しました。


セラピューティック・ケア時の皮膚血流・皮膚温変化
○研究者
平良 里奈(文京学院大学大学院人間学研究科)
長野 祐一郎(文京学院大学人間学部 助教授)
秋吉 美千代(日本セラピューティック・ケア協会 理事長)

○共同研究日
2014年3月

○学会発表
2014年 第42回日本バイオフィードバック学会学術総会
「フィジカルコンピューティングとデジタルファブリケーションを用いた低コスト皮膚温測定装置の開発とその運用」 セラピューティック・ケアのリラクゼーション効果を科学的に検証しました。

タッチングによる施術者への生理・心理的効果 オキシトシンによる検討
○研究者
山口 創(桜美林大学 教授)
秋吉 美千代(日本セラピューティック・ケア協会 理事長)

○共同研究日
2014年6月

○学会発表
2015年9月 日本健康心理学会第28回大会にて発表
施術前後の血液採取により、オキシトシン・セロトニン・コルチゾールの分泌量の変化を計測し、セラピューティック・ケアの効果を科学的に検証しました。

セラピューティック・ケアを用いた研究発表をされる場合のお願い
 当協会のセラピューティック・ケアを修得され、セラピスト以上の資格を取得された方は、勤務先の病院・介護施設でセラピューティック・ケアのもたらす効果を研究・勉強会や学会等で発表することができます。ただし、発表される研究論文を事前に協会に提出し、内容の承認を受けてくださるようお願いいたします。